いかがだったでしょうか?これが私のミックスボイスの考え方であり探し方です。性質上、どうしても感覚的な表現に偏ってしまいがちで、わかりづらい点も多かったと思いますが今の私としてはできる限り詳しく解説したつもりです。
今後、可能であれば、みなさんの意見や感想を取り入れつつ、少しずつでも進化させていければと考えています。
そして、私の夢はただひとつ!私のこのミックスボイスの考え方を共有でき、このサイトを参考にしてミックスボイスが出せるようになったよ!という人がひとりでも増えてくれること。ただただ、これに尽きますね。
そして、そういった人たちにミックスボイスの魅力を存分に堪能して欲しいですね。「あ~自分の喉からこんなに高い声が出せるんだなぁ」と。私も変声期をさかいに出なくなっていた高音が出た時はとても感動しました。中学生のころ、合唱コンクールの「大地讃頌」で何の迷いもなくバスのパートをあてがわれ、自分はこの先もずっと低音ボイスで生きていくのだと自覚して以来、諦めていたあの高音がまた手に入ったんです。およそ20年ぶりに。感動もひとしおでしたね。
やはり、低音ボイスだと歌える曲もかなり制限されてしまうので、歌うことにあまり面白みを感じなくなってしまうんですよね。私はそれが理由でしばらくカラオケなどで歌うことを避けている時期がありました。
カラオケマシンのキーを変更するダイヤルをいじって頑張って歌っている友達もいましたが、私はあれをやるとどうも違う曲を歌っているようでなんだか落ち着かなくなってしまうんですね。
そんなこんなで結局、学生の間はずーっと運動系の部活をやっておりました。遊びでもカラオケに行くことはほとんどありませんでしたね。あのときミックスボイスが出せていたら、軽音部なんかに入ってまた違う人生を歩んでいただろうに…。
そして、大学を卒業して社会人になると、こんどはスポーツをする環境から遠ざかってしまい、いよいよやることがなくなってしまいました。しばらくは、いろいろな趣味に手を出して余暇をエンジョイしていましたが、そんな中で、気が付くといつの間にか音楽に興味を持つようになっていたんですね。でも、このときは歌ではなくて、楽器をやってみたくなったんです。ただ、音楽の知識がまったく無いので、適当に音楽理論の書籍を読んだり、youtubeでギターやピアノの弾き方を眺めたりしていました。
とりあえず簡単そうに見えたギターをやることにして、早速、8000円くらいの入門用ギターを買い、しばらくはギターの練習に打ち込んでいました。ようやく弾き語りのマネごとなんかができるようになった頃、ふと「おや?こうして何気なく歌っているけど、自分の喉っていうのも、コレ、実は立派な楽器なんじゃないかな」なんて思うようになったんですね。この「喉」こそが自分にとって一番身近で貴重な楽器なんじゃないかと。
そんな最も身近で世界に二つとない自分の「喉」がつくりだす「声」を自在に操りたいと思い立った頃にミックスボイスの存在を知り、すぐに研究に取り掛かりました。
結果として、幸運にもおよそ1年ほどでミックスボイスを自在に出せるようになり、さらに、ミックスボイスの他にもさまざまな発見やスキルも手にすることができたことについては大変満足しています。
きっかけはどんなことでもいいと思うんです。大事なのはやると決めたときの情熱を絶やさないことですね。時間は掛かるかもしれませんが、諦めてしまわなければミックスボイスはかならず出ると私は確信しています。
もし、私のつくったこの「が総研式 俺たちのミックスボイス講座」が、ミックスボイスに興味を持ってくれた人たちにとって少しでも何かの参考になれば嬉しく思います。
最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
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